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  • 執筆者の写真SHUNJI MIYOSHI

やりたくないこと

数年前まで3年ちょっとの間、上海にいた頃の話。

僕がいたところは、土日は結婚式を一日中撮影するか、上海に駐在中の日本人のファミリー写真を撮っていた。

1人あたり年間で200件近く撮ってたかもしれない。

それまで僕はファミリーフォトはほとんど撮影したことが無くて、はじめの頃は少し撮影に戸惑ってた。子供は自分の思い通りに動かないし、コミュニケーションのアプローチも変わってくるし、何より、大人を撮影するよりも画角が低くなりがちだから、首がホントに痛い。

そんで、やっぱり他の撮影してた方が間違いなく自分は楽しくて、ファミリーフォトがそんなに好きではない時期があった。

でも撮影していくにつれて、ちょっとづつ、色々なものに気付いてくる。

子供ともっと短期間で一気に仲良くなるにはどうしたらいいのか。不規則に動く子供をどうライティングしたらいいのか、どう画角を決めたらいいのか。首を痛めないためにはどう撮影したらいいのか。

そういった事の解決策が徐々に見えてくる。

そして、その次のフェーズがやってきて、そのファミリーフォトを撮影するために身に付けたことが、次は他の撮影でどんどん役に立ってくる。これも、あれも応用出来る。

嫌な仕事もたくさんある。ホントやりたくない。自分の好きなことだけして生きて行けたらまぁ幸せなのかも知れない。

自分のやりたいことじゃないってほんとに思ってけど、結局それが「自分のやりたいこと」に全部繋がってた。目の前のやらないといけない事をやっていると、結果、それが自分の好きなことをやれることに繋がる。

ということは、「やらなければならないこと」も「自分のしたいこと」だったのかも。

2020/05/19 SHUNJI MIYOSHI

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